好いーと九州

Mr.Win's Roomの1コンテンツ。 大好きな九州の史跡や喫茶情報などを集めたページ。

カテゴリ:熊本 > グルメ

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新町の長崎次郎書店を路面線路沿いに熊本城方面まで歩くと数分もかからず「名代肥後そば 政木屋」の字が見えてくる。
明治6年に創業した老舗中の老舗そば屋で、北白川宮能久親王が師団長として熊本階行社に滞在した際にそばを注文したそうだ。(階行社とは全国に支部があった将校同士の研鑽と親睦の場)

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↓の写真のような、レトロな店内も、新町の街並みに調和している。

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この店で是非食べて頂きたいのが、馬肉たっぷりの肉そば。
汁の甘さに、馬肉本来のさっぱりとした油が絡んで大変に美味しい。(思わず汁も残さず飲んでしまうレベル)
しかも肉もボリュームたっぷり。

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さらには運そば

【基本データ】
営業時間:
ランチ 11:00~15:00
ディナー 17:00~19:30
定休日:
水曜



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「いきなり団子」や「武者返し」など熊本にも銘菓は多いが個人的におススメしたいのが「朝鮮飴」だ。
特に歴史好き、それも戦国好きにはおススメしたい。

というのも、この「朝鮮飴」、「せいしょこさん」こと加藤清正が気に入った飴だからだ。

朝鮮飴は、餅米と水飴、砂糖を捏ね合わせ、片栗粉を塗した求肥飴の一種で、元々は長生飴と呼ばれていた。
作り始めたのは、今に続く園田屋の開祖、園田武衛門。

熊本の統治者となった加藤清正が献上された長生飴を食べたところ気に入り、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に篭城時の兵糧として持って行った。(清正は、気候変化に強く、保存性が良かった点も兵糧として優れていると称賛していたようだ)

この後「長生」と名前が似ていることから「朝鮮飴」と呼ばれるようになったという。

細川家が入国してからは朝鮮飴の城中買い上げが続き、江戸時代には参勤交代で将軍や宮家、諸大名への貢物として広く使われた。

筆者は最初食べた時「ボンタン飴に似た感触だな」と思ったのだが、それもそのはずボンタン飴は、朝鮮飴から派生してできた商品なのだ。

現在は製造元が大分減少している朝鮮飴。
買うならば、やはり本家ということで、藤崎宮前駅近く、並木坂にある園田屋で買いたい。
何しろ木造建築はそれ自体が歴史を感じさせるもの。
少量だけ買って(お店が空いていれば)店内で食べさせていただくこともできる。

個人的に「朝鮮飴」にさらなる工夫を凝らし、明治時代に柿の風味を生かしたお菓子として創製された「柿球肥」がおススメ。
外側にかかった甘い片栗粉、そして中にある柿の風味が美味しい。

なお19代目店主の園田健一氏は漫画家でもあり、ファンの立ち寄りスポットにもなっているらしい。
店には出版されている同人誌も販売されている。これがまたどっしりとした店のムードとはいかにもアンマッチで、ちょっと面白い。

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海に面している天草だけに、海産物が美味しいが、中でもムラサキウニは絶品。
3月上旬からウニ漁が解禁されると「天草生うに三昧」が始まる。
5月中旬頃まで開催されるこのイベントの加盟店では、新鮮なムラサキウニを使った食事を食べることができる。

温泉の宝庫でもある天草なので、温泉→ウニ食→夕日を堪能という贅沢が可能。
写真は「天然温泉 ぺルラの湯舟」内にある「レストランさざんか」のミニ海鮮丼とミニうに丼。

甘くとろけるウニは最高!

温泉も露天大風呂、露天壺風呂、内風呂と充実しており、眼下に見える海も美しかった。

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